私生活を正さないと鍼灸をしても意味がない?

これはほぼ正解で、少し間違いです。

 

以前昔からの友人が「鍼灸とかそういうたぐいのものに行く前に私生活を直すべきや」と言ったことがあります。

 

鍼灸をしている私に向かってこう言い放つ友人に悪気がないことはわかっていても、鍼灸を軽くみられたような気がして当時は嫌な気分になったのを覚えています

 

しかしこれはほぼ正解なんですね。

 

ただ少し間違いというのは体調を崩している人にとってその原因である私生活の行いがどれなのかというのがわからないということがあります。

 

もしくはわかっていてもそれを変えるということ自体が難しいことも。

 

だから鍼灸を受ける意味の一つにその原因を東洋医学の視点から教えてもらい私生活の改善に向かうというのがあり、自分では変えようがないものに関しては私生活を変えられないのだから完全に症状がなくなるということはないにしてもこれ以上悪化するのを防止するという意味があるのです

 

そして鍼灸を受けにきてくれる人のほとんどががまんの限界に近づいている人、もしくは超えてしまっている人なので自分でなんとかできるレベルではなかったりするんです。

 

友人もまだ体力があるのでこう言えるんでしょうが、あと数年もすれば解ってくるでしょう。特に男性は過信しやすいのである時急に悪くなったと思い病院に駆け込むパターンが多いのですが、まだ体力のあるうちに時間とお金をかけて鍼灸に限らずメンテナンスしてる人はすごいな~って思います(運動は別ですよ)

 

結局病の原因はほとんどが生活習慣病です。しかし習慣というものはそう簡単には変えられないのも事実、鍼灸を受けながら体力の回復を図りつつ可能であればその習慣を変えるかもしくは少し修正することで健康(やりたいことができる状態)が作られていくのだと私は思います。