報告は最高に嬉しい

妊娠の報告

不妊治療をしていると治療継続中に妊娠し、出産という流れで喜びを共有することがあります。

 

その流れは治療家冥利に尽きるものであり、やっててよかったなと思う瞬間なんです。

ただ、タイミング的に妊娠が発覚する前に治療が止まり、経過がわからない時もあるんです。

 

頑張ってきていてくれた人が来なくなる・・・

 

「〇〇さんどうだったのかな?」

 

と考え、それは数ヶ月経っても思い返すことがある。

 

電話して聞けば良いやんと思うかもしれませんが、傷つけることになるかもしれない、変な気を使わせてしまうかもしれない、考え方をせっかくシフトできたのに揺らがせてしまうかもしれない・・・

 

そう思うと電話できなくなるのです。

 

知り合いの鍼灸師はそんなことは気にせず電話した方がその人も嬉しいはずだと言う、

 

だがその鍼灸師は妊活の鍼灸をしているわけではない、

 

私はこの治療に関しては繊細と言われようが、臆病と言われようが慎重にするべきだと思うのです。

 

そんな中、ある日「その後妊娠しました」の報告が来ることがある。

 

そのメールを見た時、体のだるさや疲れ、ストレス、言うこと聞かない子供のこと、

 

いっぺんに吹っ飛びます

 

やばいぐらい嬉しい、酒が美味くて二日酔いする

 

治療中、不安そうな表情、結果が悪くても明るく振る舞う素振り、それを思い返すとなおさら、

 

どんなに今幸せなのだろう、ご主人の安堵はどれぐらいのものだろう、なんて想像すると

 

自然と返信するメールもダメなのはわかっているけどテンションが上がり若干言葉遣いが軽くなってしまう。

 

一人に対して感情移入するのは治療家としては未熟なのだと思う

 

ただ、そんなに大勢見ることのできない鍼灸院、自分のやり方だからこそ一人に対して思い入れることができるのは決して悪いことではなくむしろ強みだとも思う。

 

だから当然上手くいかない時のダメージも強い

 

人を雇い、大きくして沢山の人を救いたい!というのは立派ですごいと思う

 

ただ私はそのタイプではなく縁があった人、その人を救えたら鍼灸師になった甲斐がある

 

歳をとるにつれてそう思うようになった

 

だからもしこのブログを見た以前妊活で治療に来てくれていた人、

 

治療院を変えたけど無事出産した、しばらくして自然にできた、あるいは二人で生きていくことに決めた、なんでもいいです

 

メールを頂けたら大変嬉しいです