鍼は日々の蓄積をリセット
「鍼って結局なにしてるの?」と聞かれれば最近は「リセットしてます」と答えています。
日々の生活で溜まった心身の疲れは慢性化すればするほど治りにくい体に変化していきます。
だからそれをリセットするんです。
ある時自覚した症状は長年の蓄積や心の持ちようや体の使い方により出てきたもので、
「最近」だけが原因ではありません。たとえギックリ腰でも蓄積されたものが原因です。
その蓄積は詰まりとして現れます。
鍼は経絡という体表から内臓まで繋がり、血管のように全身を巡っているルートの詰まりをとっているんです
詰まりがあるから流れない、流れないと内臓が正常に働かない。
正常に流れれば内臓も正常に働き勝手に治るんです。
だから治してるんじゃなくて勝手に治るようにしてるだけ。
パワーを送っているんじゃありません笑
物理的に、詰まりを意識してとっています。
症状だけをみてるんではなくて詰まりをみてます、脈で。
治療は毎回その詰まりをとるんですが、慢性化した人ほどまた詰まりやすい。
だから症状の重いうちはなるべく頻度を多めにして詰まりを取る。
そして詰まりにくくなってきたら間隔をあける。
これが理想的な通院間隔の開け方です。
私達は日々神経を使い、目を使い、あまり動かないわりにはよく食べて飲んで、おまけに過度に空調管理された過保護な状態です。
だから詰まりやすいんです。
肩や腰が痛いのも、目や耳や鼻の不具合も、冷えやのぼせも、渇きやむくみも、詰まりが原因ですよ。
どこが詰まっているかは人それぞれですが。
リセットわかりやすいかな?