原因や治療法は一つでない
病院に行き、○○が原因ですと伝えられると、なるほどな~と納得して安心することがあると思います。
しかしお薬や治療ですぐに改善しない時には間違ってるんじゃないの?と再び不安になることもあると思います。
治るのに時間が必要な場合もあります。病は1日にしてならず、ということは良い身体も1日にしてならずです。
では続けているのに改善しない時はどうでしょうか?
その場合も診断や治療法が必ずしも間違っているわけではなく、改善しないのはその治療法だけでは足りない可能性があります。
症状というものは外傷や感染症でもない限り様々な要因によって起きるものです。
例えば
腰椎ヘルニアの場合、ヘルニアを起こしているため神経を圧迫し、筋力バランスや骨格、歩行、云々・・・・
だけでなく、便痛、冷え、血液循環、など
花粉症なら、免疫系の異常や、頭顔面部や首肩の緊張、自律神経系のアンバランス、東洋医学でいえば気血のうっ滞や過不足など・・・
東洋医学は総合的に身体をみていく治療法ですが、時には筋・骨格・神経など解剖学的に診ていく必要もあります。
肝心なことは原因は一つでないということです。
だからといってあれこれすればいいというわけでもありません。
様々な方面から診断して治療をしているのなら後は過度に心配することなく続ければいいと思います。診断が間違っていないことが前提ではありますが。
一発で改善!というのは素晴らしいことですが、再発するのは原因が別にもあるからです。
人間の身体は千差万別です。どう私生活を改善し、どう心過不足を正して心と身体をニュートラルな状態に近づけていくかが、大事なことです。