「男性不妊」実はこんなにも多い!

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現代不妊症は年々増加傾向にあります。

そしてご存じの方も多いように、女性だけに問題があるのではなく、
男性の体質や体調も女性と同じように不妊の原因となりえます。

たとえ精子の量、奇形率、活動力に異常が見当たらなかったとしても、
体調というものは日々変化するもの、
「質の良い卵子」という言葉はよく聴くものの、
「質の良い精子」という言葉をあまり聞くことはありません。

実は不妊の原因は
女性因子が40%
男性因子が35%
両方が15%
原因不明が10%
と報告されており、実に男性の原因は50%にものぼるのです。

男性因子のなかでも92%を占めているのが、
「造精機能障害」 精子が少ない、もしくは作られていない、運動率が悪いというものです。

上記は現代医学による検査をもとにしたデータですが、精子の量や運動率というものはその時々でばらつきがあるようです。
一方、東洋医学では精子を顕微鏡で確認するということはありません。
しかし、生殖能力は腎の力によって左右されるという考え方があります。
(腎臓とは意味合いが少し異なるので、検査に現れることはありません)

女性の腎の力を高めると、体温、内膜、卵子、ホルモンバランスなど様々な改善がみられるように、
男性の腎の力を高めることは、精子の質を高めることに繋がるのです。

だからこそ、当院では女性だけではなく男性の通院を勧めるようにしているのです。
し・か・し!
最初、不妊相談に来院される方は女性がほとんどであり
お聞きしたところご主人の体調が悪いようなの通院を促しても、
ご主人の重い腰が上がることはなかなかありません。

まあ、同じ男性としてわからなくもないのですが(笑)

しかし、そんなご主人を説得してでも通院するメリットは、
生殖能力を高めること以外にも沢山あります。

1.そもそも生殖能力とは、健康であって初めて高まるものなので
不妊治療を受けるということは、体の様々な不調を改善することでもあります。
2.一緒に治療を受ける=共有意識が高まる その結果、タイミング療法を積極的に行えたり、
夫婦間の関係が良くなる
3.男性が努力することで、女性の精神的ストレスは分散される。
その結果女性の自律神経バランスが安定する。
などがあります。

ご主人の体の健康のためと思えば、
説得もしやすいのではないでしょうか。

逆にデメリットはどんなものがあるでしょう?

1.単純に治療費が増える
2.休みの時間を使ってしまうことが多いので出かけたり
家でゆっくり休む機会が減ってしまう
などがあります。

治療費に関していえば、
ただでさえ、不妊治療というものは病院の治療にかかっている場合高額になります。
なので当院では、広告宣伝費や人件費を抑えることで、患者様の負担を軽減するよう努力しています。

それに加えて、夫婦で来院して頂き妊娠率を上げるための夫婦割を設定しました。
料金表はこちらから

しかしながら、時間やお金は貴重なもので、価値観も人によって違います。
当院では最初によく相談して、私が思う最大限の効果を発揮するプランを提示しますが、
決して無理強いすることなく、可能な範囲で通院できるよう心掛けております。