プラスの記憶

ついに長男が卒園しました。この部屋も大きくなってみることがあればこんなに小さかったんだと思うことでしょう。だから写真に残しておきました。
「プラスの記憶」
人間の感覚というのは常に「今」を感じているので過去の感覚というのは忘れていくものです。
だから今どこかが痛かったとして、「今までこんなことなかったのに」なんて思うことがあっても実は過去にもあったということがあるものです。
もちろん初めての痛みもあるのですが、マイナス思考に陥りやすい人は特にこの傾向があります。
そんな人は、前にあった症状が無くなったということ(つまり良くなっている部分)は目を向けようとしません。たとえそれが長年苦しんでいた症状だとしても。「今ある症状」のことばかり考えてしまうのです。
だれでも痛いのはイヤだし、今苦しんでいる症状に気がいくのは当たり前のことですが、良くなっていること、無くなった症状のことを考えてみてください。悪い部分もあるが、良くなった部分もあるんだなと。
そしてなんで良くなったのか、今の症状はなんで出ているのかをできるだけ素直に考えてみましょう。
私も教えて頂いた言葉ですが、
起きたことよりなにをしたかを考えろ
起きたことに対処療法するのも必要だけど、それよりもなにをしてそうなったかに気づくほうがもっと大事なことなんだよと私は解釈しております。
そして良くなったこと、プラスの記憶を思いだして今の症状から気を少しでもそむけることができたなら治る方向に進んでいけます。
養生訓だったかな?その中の言葉で
ある病気のことばかり考えているといつか本当にその病気を獲得する
というのがあり、心配性は危険だなと思いました。
反対に楽観的なのも危険です。
大したことない、そのうち治るわ、薬のんどきゃ大丈夫、このように考えている人はかなり悪化してから病院にいったりします。そして改善しなかったら鍼灸院にこられます。
マイナス思考もだめだけど楽観的過ぎるのもまずい、なにごともバランスですね。
しかるべき治療をして、
生活態度を見直して、
できれば楽観的ではないプラス思考で、
元気で楽しい生活が送れることを目指しましょう。