よく耳にする自律神経って?

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。

 

体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。

 

その2つのバランスをそこなうのが「自律神経の乱れ」です。

 

不規則な生活や心と体のストレスによって自律神経の働きが乱れると、体の器官にさまざまな不調が現われます。

 

自律神経が乱れることにより起きる症状とは

最近では肩こりや腰痛も内臓自律神経の乱れからくるということがよくテレビなどでも紹介されています。

 

東洋医学(鍼灸)では古来より腎臓の不調は腰痛を起こし、尿や便、生殖機能に関与するなど、痛みやだるさと内臓の不調の関係性が文献に記載されています。

 

不安や緊張、抑うつ、吐き気、多汗、全身の倦怠感、頭痛、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状を病院で伝えると自律神経失調症といわれたりもしますが、

 

自律神経の不調が引き起こす症状はこれだけでなく物理的な外傷や負荷からくる症状を除けばほとんど全てといってもいいくらいです。

 

よく考えれば当たり前で、呼吸器や循環器は血流とガス交換消化器は免疫と代謝に関わっているのですからそれらがおかしくなれば当然様々な不調が起きます。

 

 

 

鍼灸で自律神経の乱れが改善する?

自律神経のバランスが崩れれば調子を崩すと先述しましたが、東洋医学(鍼灸)とはそもそもバランスを平衡に保てるようにする医学です。

 

それは内臓からみた場合、体を巡る気・血・津液からみた場合、陰陽・五行でみた場合、総合的にみて偏っていればそれを是正するよう処置を加えます。

 

現代医学とは見立てが異なるため原因不明といわれるものも東洋医学では説明がつきます。

 

説明がつくということは治療のアプローチができるということです。

 

 

 

静かな空間で体の声に耳を傾ける

自分の体に耳を傾ける時間って日常ありますか?

 

瞑想やヨガなどを日課としている人はわかると思いますが、自分の体ってわかっているようであまりわかってないもので、

 

静かに治療を受けていると体の不調が自覚でき、またそれが変わっていくのがわかるようになります。「あ~そうかここが悪いんだな~」っていう感じです。

 

当然個人差はありますが。自分の体の理解が深まり日常生活が変化してくれば治る方向へ進んでいけます。

 

お薬で症状を抑えるのも時には必要かもしれませんが、やはり根本的なものを変えていくことこそがなによりも大切で、それには自分の体を知るということが重要です。