肩が凝るなら下半身にハリしないとね
最近居合を習い始めました。5年前ぐらいから興味あったのですがついにという感じです。まだ始めたばかりなので写真とかはないのですが、体の使い方や理論など気づくことが多く鍼灸にもかなりリンクしてくるので勉強になり楽しいです。
「肩が凝るなら下半身」
鍼灸の一番有名な医学書の中に学んではいなくとも、鍼灸師ならだれもが知っているであろう言葉に「上が悪ければ下を治療する」というのがあります。鍼灸師が全員実践してるかどうかは別として。
左右も同じ、つまり症状があるからといってその場所だけ触っていてもダメなんだよということです。
とはいえその症状の場所は触らないというわけではありません。ただそれはあくまでもおまけのようなもの。
メインの治療は肩こりでいえば下半身にあるのです。
なぜかというと、
肩が凝る=硬い=詰まっている
ですよね?柔らかいけど凝りを感じるという人も奥が硬かったり、部分的に硬かったりします。
詰まる原理とは、
1.単純に詰まるもの(老廃物など)がある。川でいえばゴミや石や木など
2.流れる量が少ないから詰まりやすい。水が少なく枯れかけている
3.通り道に対して通るものが多すぎて渋滞。幅が狭いから溢れる
でしょう。
じゃあどうすればいいか?
流れるもの、つまり血(水)を増やせばいいんです。
1でも2でも3でも血を増やすことが大事、詰まりが強ければその部分を流れるように手を加える必要はありますが、流れるものが少ないという原因を改善しなければまたすぐに詰まるんです。血管が硬いのも血が足りない、つまり潤いが足りないからです。顔色が暗いのも末端が冷えるのも手足や顔が熱いのにお腹が冷えているのも頭が痛いのも足がむくむのも原因は同じ。体のどこかで詰まっていてそれでいて血という潤いが足りないからです。
だから血を増やす治療をする。プラス必要であれば詰まっている場所にハリをする。
あとは勝手に良くなっていきます。
潤いが足りないというと水は沢山飲んでいるという人が結構います、栄養素もそうですが、吸収できる状態が大事。吸収できる状態は排泄がスムーズな状態とも言えます。汗や尿や便、女性でいえば生理もそうです。
そして下半身、血や潤いを増やすために大事なツボは足にある。だから肩こりやその他一切の治療でも足の治療がメインとなるのです。
ということで、肩こりで揉んだり叩いたりしたら気持ちは良いけれどそれだけじゃだめなんですよ~という話でした。