出産報告とこれからの人へ

1月は3名の方が出産報告をくださいました。

 

皆様無事に出産され、2人目出産の方は1人目の時よりも安産で赤ちゃんの夜泣きや痒みもないようでよく寝れると喜んで頂き私も嬉しいです。

 

いつも思うのですが不妊治療は出産された時にかならず報告して頂けるので妊娠したとき、出産したときと喜びも2倍みたいで嬉しくなります

 

そしてあれだけ塞いでいた表情が穏やかになっている!やっぱりこれが見たいんだな~と思うのです。

 

 

授かりたいけどなかなか授かれない人に伝えたいことがあります。

 

 

今は大変苦しいと思います。先がみえない不安やもどかしさ。

 

生理が来る度落ち込んでしまう…

 

妊娠にとらわれず明るくなったほうが結果もいいのだろうけどそう簡単には切り替えられない…

 

時間とお金ばかりがかさんでいく…

 

こういったネガティブな状態に陥りやすいのが不妊治療です。

 

 

しかし当院で妊娠した人の共通点には妊娠前、気持ちが晴れていたというのがあります。

 

気落ちする、気が塞ぐ、という言葉がありますよね。

 

気は滞りなく動くことで本来の働きをします。

 

それは温めたり、余分な水や熱を汗や尿や便で出す、

 

栄養を吸収しやすくしたり、休息の質をあげたりetc…

 

気が巡るとはそういうことで、気の動きが悪くなると全てが悪くなります。

 

だから明るくて気が巡っているほうが結果もいいのです。

 

ただ体がしんどい状態、気の巡りが悪い状態では明るくなんてなれません。

 

病院で専門的な治療を受けるのも場合によっては必要です。

 

部分的なアプローチにすぐれた現代医学は時として素晴らしい物だと思いますが、

 

体全体の調和やバランスを整えるアプローチは不得意です、

 

それらは東洋医学の分野なのです。

 

不調を取り除く治療は沢山あると思いますが、

 

その手段の一つとして鍼灸を利用してください。

 

体を整えることで心もだんだん晴れてくる、その結果に妊娠があるかもしれませんしそうでないかもしれません。

 

絶対妊娠できるなんてとてもじゃないけど言えません。しかし健康な状態という結果を得ることはできます。

 

逆に妊娠という結果だけしかみれないとだんだん気が塞ぎついには病気にもなりかねません。

 

以前私が勤務していたところで病院でホルモン治療を受け続けるが妊娠できず、

 

味覚障害、急激な体重増加、めまい、睡眠障害などあらゆる症状が出てどんどん気が塞いでいく人をみました。

 

妊娠という結果を得れないばかりか生活に支障がでるほどです。。

 

私が不妊治療をする理由の一つはそういった人を救いたいという想いがあったからです。

 

妊娠はゴールではなく通過点です。健康な赤ちゃんを出産し自分も健康、当たり前のようですが当たり前ではありません。

 

不健康な状態で例え妊娠して出産しても自分が不健康だとしたら子育てにも影響がでると思うのです。

 

だから生理が来るたびに落ち込むのはしょうがないかもしれませんが、

 

今は体が整う準備期間なんだ、そして生まれてくる赤ちゃんの健康のためにも良い状態で妊娠するのを待とうと、

 

そんな気持ちになってきたら、たとえすぐ妊娠しなくても毎日が随分らくになると思います。

 

そしてそのらくな状態の積み重ねこそが健康な体を作っていくのです。

 

私は女性ではないので真の不妊の辛さを味わっていないのに偉そうなことを言って恐縮ですが、

 

私が日々接する人達を見ていて感じたことです。なにかの助けになれば幸いです。