夏に辛い 陰液が不足して起きる症状

日差しが強くなり体調不良を訴える人が多くなりました。

夏は陰液(体を潤す液体)が減少する季節、陰液が減少することによって起きる症状とは体の上部の症状や全身の疲労感。

 

疲労感はわかりやすいですが、上部の症状とはどんなものでしょうか?

たとえば

セキや喘息、目の痛みや痒み、かすみ、首肩の痛み、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れなどなど

他には体表面である皮膚の痒みや発赤もありますね。

体を潤す(冷やす)作用が外気温や直射日光に当たることによって低下し、相対的に熱の症状が出るんですね。

汗を出すことは体を冷ますことですが、もともと潤いが少ない人が発汗しすぎると一時的に冷ますことはできたとしても陰液が少ないため陰虚と言われる熱の症状が悪化してしまいます。

ではどうすれば良いか。

それは潤す作用を主る腎の働きを高めれば良いんです。

もちろん鍼でですよ笑

ほんとは今しんどいから治療するというのでは遅いんです。この時期にしんどくなるなら前々から症状はあったはずですから。常日頃から腎の働きを助けることはとても大事なのですが、まあ鍼灸に限ったことではないでしょうが、しんどくなってから受けようって思いますもんね。

でも今の不調を放置することによって症状の発展(別の症状が増えていく)ことを防ぐためにもぜひ鍼灸をご活用ください。

当然ですが陰液不足の人が刺激物の多食、空調の効かせ過ぎはよろしくないですよ。